保田先生の「ごはん塾」
レポート6:いぶき幼稚園 488人の園児の元気いっぱいの笑顔。 おかわり続出、2斗5升のごはんを完食!
 12月20日、神戸市西区井吹台のいぶき幼稚園で、保田先生のごはん塾が行われました。「ゴーゴーご組」の校長・保田 茂先生の保護者への授業のほか、年中組の6クラス約190人の園児たちがかまど炊きを体験。全17クラス約480人の園児と約30人の保護者の皆さんが、炊きたてのごはんを頬ばりました。
絶好のかまど日和に恵まれ、 2斗5升分のかまど炊きを準備!
 この日は久しぶりに雲ひとつない、絶好のかまど炊き日和に恵まれました。全17クラス、約480人のごはんを同時に炊くため、いつものかまどだけでは足りず、幼稚園で餅つきや炊き出しに使っているかまどをお借りすることに。青空の下、運動場にずらりと7つのかまどが並ぶ様子はさすがに壮観です。用意したお米の量は、なんと2斗5升! お米を研ぐ量も半端ではなく、「ゴーゴーかまどでごはん炊き隊」のスタッフが、水道とかまどの間を行ったり来たりして、準備を進めていました。
「おいしくなぁれ!」 かまどの前でみんなでおまじない
 午前11時。いよいよ、かまど炊飯がスタート! 運動場に年中組約190人の園児が次々と集まってきました。
初めて見るかまどに園児たちは興味津々で、保田先生が「お米とお水を炊いたら、何になるかな?」と問いかけると、「ごはん!」と一斉に元気のいい声。かまどのふたからふつふつと白い泡がふきこぼれ、ごはんのいいにおいが漂ってくると、みんなで「おいしくなぁれ!」と可愛いおまじないをかけてくれました。炊き上がりを楽しみに待つ園児の姿は純真そのもの。大人たちまでほっと心が和んだひとときでした。
晴天に恵まれたものの、お米を研ぐときの水の冷たさに冬を感じます。
かまど炊きの準備の間、遊戯室では保護者の皆さんに食生活に関するアンケートが行われました。
「みんなごはんは好きですか?」と保田先生の質問に、 「大好きっ!」。元気よく返事する園児たち。 たくさんの園児に囲まれ、「ゴーゴーかまどでごはん炊き隊」のスタッフも少し照れ笑い。 順番に並んで、かまどに空気を送り込みました。
「知らなかった!」。 驚き、ともに学んだ1時間
 ごはんを炊く間、保護者の皆さんにはごはん塾の授業が開かれ、「ゴーゴーご組」校長の保田先生が、子どもの食生活と脳の働きの関係、お米の消費量の減少や日本が抱える食料問題ついて説明してくださいました。
「今朝は何を食べてきましたか?」。先生が投げかけた質問に、ごはんを食べたという方もいれば、パンを食べたという方も。朝にしっかりごはんを食べないと、脳の働きを支えるエネルギー源のブドウ糖が不足して、学校の先生の話を落ち着いて聞けなくなるという話に耳を傾け、熱心にメモをとる姿も見られました。
また、日本人の食生活に不足しがちなカルシウムは、牛乳よりも、青菜や豆類、海藻に豊富に含まれているという話では、「知らなかった!」という声がたくさん聞こえてきました。
給食のおかずと一緒に試食。 「おいしぃ?」次々とおかわりの声!
 ごはん塾の授業が終わると、いよいよかまどごはんが炊き上がり。今回は篠山産のお米を使いました。ふっくらと艶々に炊けたごはんは、出来ばえも上々。教室の前におひつを置き、給食のおかずと一緒に食べてもらいました。
おかずのミートボールをごはんにのせて食べたり、兵庫県産ののりをまいて口いっぱいに頬ばったり。「おかわりください!」「もっと?」。園児たちのおかわりがあまりに多く、保護者の皆さんに用意していたごはんを少しわけてもらうほど、大好評でした。2斗5升炊いたごはんは見事完食! おいしいごはんをいっぱい食べた園児たちは、竹馬に乗ったりして元気いっぱいに遊んでいました。
お母さんたちもおかず持参で試食。「塩味のおかずと一緒に食べると、ごはんの甘みやおいしさがよくわかりますよ」と保田先生。
「ふっくら炊けておいしいです!」。お母さんたちにも太鼓判をいただきました!
保田先生のわかりやすく、親しみやすいお話に保護者の皆さんは聞き入っていました。
年中組の園児には、紙芝居を使ってごはんの大切さを伝えました。
「いただきます!」炊きたてのごはんを口いっぱいに頬ばって。
この日、サンテレビの番組「週間ひょうご“夢”情報」の収録も行われました。かまど炊きや授業の様子、保田先生のインタビューが放送される予定です。
【放送予定日】 2008年1月20日(日)9:00?9:30 【再放送】 1月21日(月)18:30?19:00
園長先生のお話
 当園では月、火、木、金の週4日、給食を出しています。以前は冷蔵保存したごはんを給食室で温めて出していたのですが、4年ほど前から炊きたてのごはんを出しています。給食の献立には、ケチャップライスのような園児たちが好みそうなメニューもあるのですが、炊きたてのごはんを出してからは、白いごはんが断然人気です。
今日、初めてのかまど炊き体験で、園児たちが心底楽しんでごはんを食べている様子がよくわかりました。「おいしい!」「甘いね」「やわらかいね」と、いろんな感想を聞かせてくれ、子どもってやっぱり正直だなぁと思い知りました。体にいいものを積極的に食べてくれたことが、何より嬉しいですね。
(いぶき幼稚園園長 阿部 操先生)
保護者の声
保田先生の授業を聞いて、ごはんを食べることは、健康のためだけでなく、日本の将来のためにもなることが、よくわかりました。朝ごはんをパンにするかごはんにするかは、その日の気分で何となく決めていましたが、そんな些細なことも、実は大きなことにつながっていたんですね。
子どもはごはんが好きなのですが、朝はごはんを作る時間がないので、だいたいパンを食べています。たまにパンを買い忘れたときに、おむすびを作ってあげるととても喜びます。保田先生の授業は、親として耳の痛い話がいっぱいありましたね。
カルシウムは牛乳でとれるものだと思い込んでいました。青菜や海藻、豆類に豊富に含まれているとは、あまり知りませんでした。子どもが好んで食べないものばかりですが、これからはお弁当を工夫して少しでも食べるようにしたいです。
週1回のお弁当は、卵焼きやウインナー、ハンバーグと、子どもの好きなおかずが中心。カルシウムの話を聞いて、子どもの好みばかりに合わせてはいけないと改めて思いました。
うちの子は大のパン好き。週1回のお弁当の日も、子どもが好きなサンドイッチを持たせています。朝ごはんを食べたほうが脳の働きが良くなるという話を聞いて、少し考えさせられました。
 
身にしみる、ごはんの話。 保田先生の特別授業 ごはんの学校「ゴーゴーご組」では、各学科の担任の先生による特別授業を公開中! 第1回目の特別授業は、「ゴーゴーご組」校長・社会科担当の保田 茂先生による「ごはんは未来につながる」というお話です。ぜひ、ご覧ください!
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「保田先生のごはん塾」のテキストを ダウンロードできます! 毎回、「ごはん塾」の会場で配布するテキストを当ホームページからダウンロードできます。イラストやグラフをちりばめ、ごはんの大切さや日本人と「食」にまつわるさまざまな課題を伝えます。
表紙・裏表紙
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