保田先生の「ごはん塾」
レポート13:高羽幼稚園 長い長いおかわりの列が証明!かまど炊きごはんの美味しさ 1斗8升をあっという間に完食!!
「何しに来たの〜!」「これから何するの〜??」。元気に声をかけてくれる、神戸市灘区の高羽幼稚園の年長組さんたちが、小雨が降る寒空のなか体験したかまど炊き。園児たちの元気パワーが雨も寒さも吹き飛ばし、今日も美味しいごはんの輪がたくさん広がりました!!
園児たちに伝えたかったのは ホッとするたき火の感覚
 今回おじゃました高羽幼稚園の園長、田川智先生は、たき火やかまど炊きを身近に体験できない今の世代の子どもたちに、薪の火の「ホッ」とする温かさを感じてほしいと、年に数回六甲山などで飯ごう炊さんをされています。「火を囲んでいる時のウキウキ感もそう、小さなころの記憶はとても大切」と、今回のかまど炊き体験もとても楽しみにしてくださいました。そんな園長先生の前に園児たちは組ごとに整列して「園長先生、おはようございます!運動場へ行ってきます!」と元気いっぱいのごあいさつ。あいにくの雨も寒さもなんのその、かまど炊き体験に目を輝かせていました。
子どもたちが大好きな園長の田川智先生。 歌を歌って体を動かせば、寒さなんてへっちゃら!
お母さんもおおはしゃぎ! 「ふ〜ふ〜」煙たい火起こし体験
 「煙たいよ〜!」「熱いよ〜!!」と、かまどの勢いに後ずさりする園児の姿も見られるなか、やっぱりお母さんたちは違います。園児たちに次いで火起こしをすると、どんどん燃え上がる炎。園児たちからは「頑張れ〜!おばちゃんの方が火より強いぞ〜!!」と大声援。今日も美味しいごはんが炊き上がること間違いなしです。
お母さんの火起こし姿も真剣そのもの。 お釜の中には何が入っているのかな?
知らなかったじゃすまされない 日本人の“食”事情
 「私は何歳に見えますか?」。そんな質問から始まった、保田先生のごはん塾。「68歳です。でも通っている医者は歯医者だけですよ。食生活を少し見直すだけで医者なんかいらない体になれるんです」。お母さんたちにどよめきが走りました。先生は、ごはんと魚と野菜中心の和食を日頃から食べているとのこと。「私たちのおじいちゃん、おばあちゃんたちの時代を考えてください。今、体作りに必要だと言われているカルシウムは菜っ葉や海藻類から、タンパク質は豆類からちゃんと摂取していました。今はどうですか?日本人には馴染みの薄かった牛乳や肉類から摂取することが多くないですか?私はそこを見直してほしいと思っています」。先人たちが築いてきた知恵や文化を無視した食生活は、体をどんどん破壊していくばかりだと先生は言います。おやつにいたっても、干し芋や干し柿やかき餅など日本古来のものには、一切脂肪分はありません。「おかずにするなら、秋刀魚なんて最高!青魚に含まれるDHAがお子さんの脳の発育にとってもいいですしね。日本食はいいとこ尽くめですよ!」。
先生のお話に耳をかたむけるお母さんたち。 資料と一緒に見ると、より解りやすいですね。 保田先生の授業には、いつも笑いが絶えません。
おかわりに長蛇の列! 給食のパンはお家にお持ち帰り
 お母さんたちのごはん塾が終わり教室へ行ってみると、なんとそこには長蛇の列。園児たちは、一杯目のごはんを猛スピードで食べ切り、僕も私もとおかわりしている様子で「二杯目は給食のおかずと一緒に食べるんですよ!」と先生の声。「美味しい?」の問いかけにも「もっと、もっと、もっと、もっと美味しい!!」と大絶賛。みんなごはんを食べ過ぎて、給食のパンは持ち帰ることに。
このごはんの香りを忘れないでね! そんなに大盛りにおかわりして大丈夫〜?
おかわりする長蛇の列に、先生も大忙し!! やけどしそうなくらいのあつあつごはんをパクリ! 自分でよそったごはんはよりいっそう美味しいね。
園長先生のお話
 今の世の中、レンジでチンすれば手軽に食べられるものがたくさんありますが、手間ひまをかける喜びって大切だなと、今回のごはん塾で再確認しました。かまどで炊くとこんなにごはんの味が違うことを、園児たちは感じてくれたんじゃないでしょうか。そういった生活体験を私は大切にしたいと思っています。今、食生活を見直すことが将来の子どもたちの心と体の健康に繋がり、もちろん私たち親世代の楽しい老後にも繋がる(笑)。食生活の見直しは、長いスパンで見れば見るほど、大切なものだと思えてきますね。
(園長 田川智先生)
保護者の皆さんの声
明日からはすべてごはん食にしようと決心するほど、保田先生の言葉は驚きの内容でした。子どもの将来のために、頑張ります!
食育に関する知識がまったくない私でも、とても解りやすくためになりました。調理が面倒でお魚は刺身ばかりでしたが、煮魚や焼き魚などのメニューも増やしたいと思います。
朝は何かと忙しくてパンに頼りがちですが、お味噌汁まで用意しなくても、おにぎりでもいいと聞いたので、朝はごはんに変更したいと思います。
ごはんの良さを改めて実感じました。ちゃんと噛まなければ飲み込めないので、噛む力も養えますよね。2月いっぱいくらいまでは、全部ごはん食にできるように頑張ってみようかな(笑)。
前から食育に興味を持っていたので、本などをたくさん買っては読んでいましたが、栄養士さんやお医者さんが話される内容は、どこか現実味が無くなかなか身につきませんでした。それに比べて保田先生のお話は解りやすく、すぐにでも実行したい内容ばかりでした。