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「おはようございます。よろしくお願いいたします」。お行儀よく整列した220人の元気なあいさつが寒さを吹き飛ばしてくれます。ゴーゴーかまどでごはん炊き隊と保田先生も負けずに大きな声と笑顔であいさつしました。さっそく3升炊きの釜4台と幼稚園でお借りした2升釜2台、合計6台の釜に火を起こし、園児や保護者の皆さんが興味深く見守ります。風がなく比較的穏やかなこの日は順調な滑り出し。と思いきや、1台だけ火の起こりが悪く、かまど隊スタッフが「ふっー!」「ふっー!」と竹筒を吹きながら四苦八苦。「がんばれ!」「がんばれ!」と後ろで見守っていた園児から声援が送られます。みんなの応援の声が届き、無事いつものように燃え始めました。
「あっ!煙や」「ほんまや、見えた!」と、珍しそうに煙突の煙を指さす姿も見られました。95人の年長組さんが竹筒を吹き、かまどに空気を送るお手伝いを体験。煙が目にしみるのを我慢しながら続けたり、目をつぶりながら吹く姿など微笑ましい場面もありました。 |
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ごはんが炊けるまでの間、遊戯室で保田先生の授業がありました。「小学生で糖尿病や高血圧症にかかる児童も増えているんですよ」。保田先生の言葉に、「えっ!」と保護者の皆さんは驚きの表情に。その原因は脂肪をとり過ぎる食生活にあると、説明してくださいました。
戦後、パンや肉の需要が増えると同時に脂肪の摂取量が増加。パンの原料には油脂製品であるショートニングが使用されているうえに、トーストに使うマーガリンにも脂肪がたくさん含まれています。さらに、パンを主食にした献立は、ハムや卵、ドレッシングやマヨネーズをかけた生野菜など、副食も脂肪の多いものに偏ってしまうと聞いて、「なるほどそういえば…」と頷く保護者の皆さん。
一方、ごはんを主食にすると、副食は味噌汁や納豆、小魚など脂肪の少ない食事ができます。さらに、私たちがきちんとごはんを食べることで、日本の食料自給率が上がり、地球環境を守る水田の保護にもつながるというお話も。健康のためにはもちろん、子どもたちの将来のためにも、ごはん食が必要だと力説されました。 |
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教室では保護者よりひと足先に、子どもたちにほっかほかのごはんと兵庫のりが配られました。「ありがとう。いただきます」と手を合わせてから勢い良くごはんをパクリ!「おいしい?よく噛んで、しっかり味わって食べてください。よく噛むと甘いよ」と、園長先生が子どもたちに語りかけます。
「モチモチしておいしい」「やわらかい」「こんなごはん、久しぶり」。いろんな声を聞かせてくれました。次々と「おかわりしていい?」という声に、先生たちはびっくり。「いつもと食べ方がぜんぜん違います。ごはんだけで、こんなにモリモリ食べるなんて…」と嬉しい声もいただきました。「ごはんってこんなにおいしんだね」と、隣の子にささやく女の子の幸せそうな笑顔にほろり!ほのぼのと温かい気持ちにさせてくれました。 |
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ごはんの香りが食欲をそそりますね。家でもお米をおいしく食べるために、圧力釜を使っていますが、ごはんって炊き方で全然違うんだなって改めて感じました。 |
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保田先生のお話を聞いて、自国のものを食べる大切さを感じました。お米を食べることは、食料自給率や環境問題など、日本の将来に関わることだったんですね。 |
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保田先生の授業は、私にとってすごくタイムリーで勉強になりました。実は、小学3年生になる子どもの体型が最近気になって、スポーツをさせようかと考えていたところです。でもまずは、食生活の改善から始めようと思います。朝食はパンからごはんに変えて、夕食の献立に魚料理を増やすつもりです。 |
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「子どもの頃に脂肪細胞を増やすと、太りやすい体質になる」という先生の言葉を聞いて、ドキリとしました。朝は夫のお弁当作りで忙しいので、子どもにはつい簡単にできるパンを食べさせています。明日からはできるだけ、おにぎりを作ろうと思いました。 |
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白いごはんだけをもりもり食べているわが子の姿に驚きました。いつもは、ふりかけやのりがないとごはんを食べません。家でもあれぐらい食べてくれたら嬉しいのですが…。保田先生の授業は、わが家の食事を考えるきっかけになりました。ごはんの回数を増やそうと思います。 |
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当園ではお弁当2日、給食2日にしています。お弁当のおかずは、「子どもたちが楽しんで食べられる色とりどりのものを」と保護者の方にお声がけしています。家庭では「ごはん離れ」が進む傾向にあるので、給食は栄養バランスを考えて、ごはんをきちんと食べてもらうように取り組んでいます。これからも給食参観など、食事の大切さや保護者の皆さんのヒントになるような活動をする予定です。
(高羽美賀多台幼稚園 主事 田川智章先生 談)
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