レポート1 美味しい、楽しい、アイデア満載!ごはんで作る「きりたんぽ入り鍋」でほっかほかの輪が広がる!
 12月7日、『関西電力はぴe ライフスクエア神戸』で、「家電の調理器具をよく知って楽しくクッキング」をテーマに料理教室が開かれました。ごはんカンパニーである関西電力株式会社が主催し、おいしいごはんの輪を広げ、食の自立を図ることを目的としています。兵庫県ひょうご「食」担当参与であり、料理研究家の白井 操先生を講師に迎え、50代の男性と、20代30代の働く女性の皆さん計10名が参加しました。

【料理レシピをプリントアウトできます】
PDF ごはんを炊く
PDF 手軽に作れるきりたんぽ2種
PDF お腹スッキリきりたんぽ入り鍋
PDF 豆腐ととろろのレンジ蒸し
PDF 電子レンジで簡単酒の肴 銀杏


水分をとばしてふっくら炊き上げる
 今回の献立は、下ゆでした豚肉とこれからが旬の水菜、油揚げ、糸わかめが入った「お腹スッキリきりたんぽ入り鍋」、「きりたんぽ2種(みそだれ・みたらしだれ)」、「とろろと豆腐のレンジ蒸し」、「簡単酒の肴・レンジで銀杏」でした。簡単そうに思われる献立。しかし台所には入ったこともない男性もちらりほらりといて、日頃は鍋奉行ですが、いざ調理となると……と苦笑いを浮かべていました。
  さて、お米の研ぎ方を習います。「最近のお米は精米技術が進んでいるので、ぬか分だけをサッと流すだけで大丈夫ですよ」。白井先生は強く揉まずに、手のひらでふんわり洗います。「最低30分は水につけ、炊き上がったら必ず、上下にやさしくかきまぜてくださいね」と、おいしくお米を炊くポイントを伝えます。
  「油揚げと豚肉は下ごしらえで、余分な脂をとることで、メタボ(メタボリックシンドローム)を気にしているお父さんも安心できますね」「乾燥糸わかめは約10倍の量になるので注意してくださいね」「銀杏には必ず殻に割れ目入れましょう。レンジで加熱するとき、爆発して大変な目にあいますからね」。やさしく説明しながら、料理を仕上げていきます。皆さん、真剣な表情でメモをとったり、先生の話に苦笑しながら、熱心に聞き入っていました。
助け合いから生まれる和みの輪。 みんな和気あいあいと笑顔で調理
 白井先生の説明の後、2〜3名になって調理を開始しました。
「私が水菜を洗いますね」「では僕がきりたんぽを作ります」と手際よく作業が進んでいるグループもあれば、手順がつかめなかったり、山芋の剥き方に苦労したり、慣れない手つきでみそだれを作る姿も。初めての人にとっては、道具の使い方もわからなければ、切る大きさや太さもわからない。食べることを考えて調理されていることを、ひしひしと感じている様子。調理道具を持つ手も、どことなく怪しげで、見かねた女性が救いの手を差し伸べていました。
 男性の出番はやはり力仕事に尽きます。秋田県の郷土料理「きりたんぽ」作りは、炊き立てのごはんをボウルに移して、ゴムべらでつぶします。力任せに根気よく。これならばと、自信満々の面々も!ラップに包み細長い形にしてから、フライパンで焼きます。IHクッキングヒーターは少ない油で調理でき、焼きムラも少なくきれいに焼ける優れもの。きりたんぽ同士がひっついてしまい、切り離すのに四苦八苦するのを見て、「お米と水は相性がいいから、上手に水を使ってくださいね」と白井先生からアドバイスが飛びます。
 また「きりたんぽはハサミで切ってね。包丁で切るとひっつきますよ」「出汁に味をつける時は、薄口醤油を使ってくださいよ」と随所に注意を促す声に、「あー忘れていた」との声に教室中に笑いがこだまし、和みの輪が広がっていきます。
白井先生の説明に熱心に耳を傾ける参加者。
お米は力を入れず、手のひらでやさしく研ぎます。
水につけた乾燥糸わかめは、時々かき混ぜます。
「きりたんぽ」はひっつかないように、軽く焦げ目をつけるのがポイント。
豚肉は色が変ったら、すぐに引き上げます。下ゆでした豚肉。少しの手間がヘルシーな食材に生れ変わります。
IHジャー炊飯器で炊きあがったお米。ツヤ・ハリがありふっくらしておいしそう。
水分を飛ばしでき上がった「きりたんぽ」は、食べやすい大きさにはさみで切ります。
ワンポイントアドバイス オーブントースターと 電子レンジをフル活用!
割れ目を入れ、電子レンジ(600W)で約2分加熱した銀杏。
 今回は料理を簡単に、おいしく仕上げるために、家電を大いに活用しました。「きりたんぽ」は、焦げ目をつけた後、オーブントースターで少し加熱すると、上手く水分が飛びます。油揚げも加熱することで、大豆の風味とパリッとした歯触りを楽しめます。
 「豆腐のとろろレンジ蒸し」は、電子レンジに入れるだけで長芋がお餅のようにとろっとし、目新しいおかずに変身。銀杏は必ず割れ目をつけ、封筒などの紙に包んでから電子レンジで加熱すると、簡単に薄皮をむくことができます。ポイントは丸いお皿を使うこと。丸い方が熱を均等に伝えるようです。
油揚げはオープントースターを使うとパリッと仕上がります。
電子レンジもフル活用します
ランチに鍋を囲んで幸せいっぱい!
 手際のよい女性たちに支えられて、なんとか完成。食卓の準備も進みIH対応の土鍋を囲んで試食の時間。いただきますという掛け声の余韻をかき消すように「美味しい」の歓声! 「味見をしなかったけど、これ、いけますね」と不安を拭いさる参加者。「僕が作ったみそだれ、結構いける」「あっさりしているから、どんどんお腹の中に入るな」「豆腐ととろろのレンジ蒸しは、手間がかかっているように見えて、実は簡単なのがいいですね」。最初は「初めまして」から入ったみなさん。すっかり仲良くなってお箸が進みます。
 「ゴトクがない分、土鍋のまわりがすっきりして調理しやすいね」という参加の声を裏付けるように、後片付けでもチームプレイを発揮し瞬く間に片付きました。
 「料理ってみんなが一生懸命に作ると、本当に楽しくて、美味しいですよね。一人で手間ひまかける料理もいいけれど、今日のようにキッチンを共有できたら、みんながハッピーになると思いませんか」という白井先生の問いかけに、参加者も大きく頷いていました。
体にやさしい「おなかすっきり鍋」の具ときりたんぽ用のみそだれとみたらしだれ。
とろろがお餅みたいになる「豆腐とろろのレンジ蒸し」。「チン」するだけですが、トッピングを季節の魚に変えれば立派なご馳走に。
参加者の声
銀杏の殻に初めて割れ目を入れました。
ペンチで意外と簡単にひびが入りますね。大きめのB5サイズの封筒に入れるのにも驚きました。薄皮をむく作業にすっかりはまってしまいました。最後にフライパンで焼くと香ばしくて美味しかったです。
秋田出身ですが、「きりたんぽ」作りは初挑戦
関西では、あまり市販されていないので、さっそく自宅でも作ってみようと思います。地元秋田では月に1度、学校給食に出ていたことを思い出し、懐かしかったです。
山芋の皮を剥くと、手がかゆくなるのですね
普段、料理をしないので、すべてが珍しい体験でした。なかでも苦労したのは山芋で、剥くのも大変ですが、すり卸すのもひと苦労。後で一緒に作っていた女性から、酢につけておくと扱いやすいと教わりました。
会話しながら調理
皆さん明るいお人柄で、話が弾みとても楽しかったです。「きりたんぽ」作りは初めてで、ごはんにこんな使い方があるんだ、と参考になりました。
いろいろ勉強になりました
実はお米の研ぎ方も出汁の取り方もきちんと教わらないまま、結婚し子育てをしています。1歳半の子どものために、出汁パックを卒業しようと思っていたので、基本が学べてよかったです。
お米が手にくっついて‥‥
実は、簡単にできると思い込んでいましたが、「きりたんぽ」の形作りが難しかった。お米が手にくっつくことを初めて知りました。