宙組 北翔海莉さんインタビュー<後編> 家族で囲む食卓はいちばんのごちそう。 今年は、これまで学んできたことを振り返って 土台をしっかり固める一年に。
現在、宙組・宝塚大劇場公演に出演中の北翔海莉さん。終戦後の日本の復興に大きく貢献した白洲次郎の生き方にスポットをあてたミュージカル『黎明の風 -侍ジェントルマン 白洲次郎の挑戦-』と夢いっぱいの豪華なレビュー『Passion 愛の旅』で情熱あふれる演技とダイナミックなダンスを披露し、客席から熱い視線を浴びています。 2008年は目標をしっかりと見据え、より充実した毎日を送りたいという北翔さんにとって、「こころにおいしいごはん」とは…? 
お米づくりを体験して「ありがとう」の意味を実感
 私が通った小学校では、稲作体験の授業がありました。田植えからはじまって、収穫まで機械ではなく全部手でやったんです。たくさんの手がかかって、稲がどんどん大きくなって、収穫したもみを手でこすったら殻が破れて中からお米が出てきた。こんなふうにしてお米ができるということを知ったんです。だから毎日食べる「ごはん」は当たり前にあるものじゃない、作る人の苦労があっての「有ることが難しい=ありがたい」ものだということを学びました。
 私にとっての「こころにおいしいごはん」は、なんといっても家族が揃って食べるごはんです。「いただきます」と言えばいつも返ってくるやさしい言葉であったり、「おいしい、おいしい」って笑顔で食べたり、そういう家族が集まって食べる時間が家族の絆を育むのではないでしょうか。
 
2008年は人生最初の節目、 蓄えてきたいろいろな引き出しを見つめ直したい。
 今年で入団11年目になるのですが、人生の長さを均等に3つに分けるとすると、最初の3分の1は基本になる土台を固める期間だと思うんですね。今年はちょうどその節目にしたいという気持ちでいます。
 芸事はゴールのない世界なので、今まで学んできたことをしっかり振り返って基本をしっかり固め直そうと考えています。
 
目標はいい意味でお客さんを裏切ることのできる役者。 いつかタカラヅカを超えた“タカラヅカ”を!
 いつも思うことですが、どの役がきても「北翔さんだ」っていわれるのが好きじゃなくて。「こんな面もあるんだ」「あんな役もできるんだ」っていう、いい意味でお客さんを裏切られるような役者としてやっていきたいです。
 将来的には“タカラヅカでもこんなことをやるんだ”ということを実現できればいいですね。
 
Profile−プロフィール−北翔海莉(ほくしょう・かいり)
千葉県出身。1998年『シトラスの風』で初舞台。1999年月組に配属、同年『ノバ・ボサ・ノバ』で出世役といわれるドアボーイ役に抜擢され、翌年のドイツ・ベルリン公演メンバーに選ばれる。2003年『シニョール ドン・ファン』新人公演で初主演。同年11月の『薔薇の封印』新人公演でも主役を演じ、巧みな表現で永遠の命を得たヴァンパイヤを熱演、2005年7月には『BourbonStreet Blues』でバウホール公演に初主演。豊かな歌唱力と、役どころを的確につかみ取る演技力で着実に評価を高め、数々の作品で実力を発揮。2006年8月に宙組に組替え。2007年3月のシアター・ドラマシティ公演『A/L』ではシャーロックホームズ役を、6月の宙組公演『バレンシアの熱い花』では役替わりで対照的な2役を演じきり好評を得た。演技・歌唱力に加え、舞台映えのするダンスも定評があり、華やかさと実力を兼ね備えたスターとしていっそうの活躍が期待される。
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最新公演情報
宙組・宝塚大劇場公演 『黎明の風 -侍ジェントルマン 白洲次郎の挑戦-』『Passion 愛の旅』
昭和を駆け抜けた白洲次郎の生き様を描く、 壮大なミュージカル!
 戦後日本を舞台に、吉田 茂のもとで自らの信念を貫き、日本の復興・独立の舞台裏を支えた白洲次郎。マッカーサー率いるGHQを相手に、新しい日本の幕開けをかけて戦う次郎の生き様をミュージカル化した作品です。GHQから「従順ならざる唯一の日本人」と言わしめ、「葬式無用・戒名不用」とたった二行の遺書を残し、激動の時代を駆け抜けたその生涯を、妻・正子との夫婦愛、敵対者との友情、そして平和へのメッセージを散りばめて壮大なスケールで描きます。
 主人公の白洲次郎に扮するのは、眩しいほどの存在感を放つ轟 悠さん。ダグラス・マッカーサー役を宙組トップスターの大和悠河さん、次郎の妻・正子を陽月 華さんが演じます。北翔海莉さんは、軍服姿が凛々しい軍人役で登場。生演奏の臨場感と、歌とダンスの迫力たっぷりのステージをお楽しみください!
公演日程
2008年2月8日(金)~3月17日(月)
座席料金
SS席10,000円、S席7,500円、A席5,500円、
B席3,500円、立見2,500円(税込)
チケットの予約等、詳しい情報は宝塚歌劇団のホームページをご覧ください。
宝塚歌劇団のオフィシャルサイト