宝塚歌劇団プロジェクト

白いごはんの“味”が好きなんです!
100周年の今年8月、宝塚大劇場で『エリザベートー愛と死の輪舞―』が5年ぶりに幕を上げた。明日海りおさんのお披露目公演ということもあり、当日券を求める人々で連日長蛇の列ができるほどの盛況ぶり。今回で8回目の上演となるこの作品は、公演中には観劇者が通算200万人を超え、改めて宝塚の代表作であることも印象づけた。
新トップの明日海さんは、鋭い中にも憂いと色香のある新しいトート像で舞台に君臨し、これが退団公演ともなる蘭乃はなさんは、娘役の集大成ともなるエリザベートとして大輪の花を咲かせた。
エリザベートの人生に直接影響を与えるルドルフという重要な役どころを、皇太子の生き方をしっかりと見せながら危うい輝きも放って客席の心を掴んでいるのは、入団8年目の芹香斗亜さん。今回は、役替わりとして熱い心をもつ革命家ジュラも演じている。花組男役スターとして、今後がますます期待される芹香さんに、これまでの道のりや忙しい日々を支えてくれる“ごはん”についてお話しいただいた。

華やかさと歴史が学べる面白さに惹かれて

―歌劇との出会いについて教えてください

母が歌劇団出身ですので小さい時から舞台を観ていましたが、なぜかそれほど夢中にはなれずにいました。
本格的に見始めたのは中学3年生の夏休みです。
同級生に誘われて久しぶりに観劇したのが月組の『飛鳥夕映え』でした。

華やかで歴史が学べる面白さに目覚め、そこから観るようになりました。
ちょうど進路を決める時期で、ちょっと人と違うことがしたいなと思っていた頃でもあったのですが、身長も高いしと周りに薦められて受験しました。

音楽学校には2カ月の準備期間で入学してしまったので本当に大変でしたが、なんでもできる同期生が沢山いましてよく教えてくれました。
できなくて落ち込んだり悔しい思いもしましたけど、音楽学校は本当に楽しかったです!


美しく妖しいトートの魅力に引き込まれています!

―『エリザベート』という作品についてはどうお感じですか?

『エリザベート』の魅力は何と言っても楽曲の素晴らしさではないでしょうか。音楽ばかりで繋いでいく本当に心に響くミュージカルです。見終ったあとに音楽が頭の中に残っていて、口ずさんでしまうような感じで大好きな作品です。

特に好きなのは、終盤の『夜のボート』のナンバーです。人生の終着駅でなおすれ違うエリザベートとフランツの場面ですが、最初に観た時からそこが一番好きでした。

―お客様の反応はいかがですか?

明日海さんのお披露目公演ということもあって、連日沢山の立ち見も出て大盛況です。超満員の客席からは、エリザベートという作品を、そして新しい花組を観ようという気持ちが伝わってくる感じです。

―役替わり公演は大変なのでは?

今回は、ルドルフとジュラを柚香光と役替わりで演じているのですが、いろんな方向から作品が見られるので楽しいです。大変な部分も楽しんでやっています。

舞台袖からお互いに役を見たりしているのですが、やはり勉強になります。
すごく刺激し合えているのではないかと思いますし、とても有難い経験だと感じています。

―明日海さんと二人だけの場面がありますが。

明日海さんはルドルフを前回の月組公演でされているので、『闇は広がる』の場面では、最初の歌稽古で一緒に歌っていただいた時からその場面の雰囲気を一気に作ってくださり、それに引き込まれた感じです。
圧倒されながらも自然に役になりきっていけました。

デュエットは、違う人間の声が共鳴してひとつになるのを目標として、毎回明日海さんの呼吸を感じて歌うようにしています。

明日海さんは本当に美しくて、傍で見ていてもCGを見ているのでは?と錯覚することがあるくらいです。特にトートのお化粧は美しすぎて何度も見てしまいます。


―蘭乃さんの退団公演でもありますね?

退団公演となるエリザベート役の蘭乃さんは、音楽学校の時からすごくお世話になり、また組替え時も厳しく温かく見守ってくださったお姉さんのような方なので、『僕はママの鏡だから』というエリザベートとルドルフの二人の場面で一緒にお芝居をさせていただけて、ほんとにしあわせです。

―新生花組はいかがですか?

明日海さんの花組は、ご本人の穏やかなお人柄がそのまま組の雰囲気になり、とても居心地が良い感じです。 今は、下級生に至るまで一人ひとりが新しい花組を支えられる力をつけていこうという気持ちで団結しているように感じます。

白いごはんだけで生きていた幼少期?

―ごはんはお好きですか?

小さい頃は白いごはんだけで生きていたようなところがあって(笑)。たくさんの料理が並ぶ食卓にもかかわらず、おかずがあまり好きではなく手をつけなかったのです。とりあえずごはんだけでも食べなさいと言われ、ひたすら白いごはんだけ食べてました。ふりかけとか塩もいらなくて。白いごはんの味が大好きです。

今はおかずもちゃんといただきますので、ごはんにはお味噌汁があると嬉しいです。たまねぎのお味噌汁が好きです。野菜、特に茄子が好きなので、茄子の煮びたしや田楽もあれば幸せです。

―元気の源はなんですか?

やはり食事と睡眠です。新人公演時代は、どちらもぎりぎりのところで過ごしていたのですが、今は安定して食事も睡眠もとれています。

―どのように食事をされていますか?

一人で食べるごはんより、同期や組の仲間、家族と楽しくおしゃべりしながら食べるごはんが幸せです。花組の上級生は、お稽古で疲れていても手づくりされる方が結構多くて、自炊しない私はよく呼んでいただきます(笑)。

―旅先でおいしいと思ったごはんはありますか?

博多座公演の時にいただいたもつ鍋、ぎょうざ、焼き肉…博多の料理はおいしかったです。実は好き嫌いがないので、どこに行ってもごはんさえあればなんでもおいしく食べられるんですが…全国ツアー公演の時に、北海道の早朝の市場で食べた“いくら丼”も忘れられません。小樽出身の同期が連れて行ってくれました。


芹香斗亜

兵庫県神戸市出身。2007年『シークレット・ハンター』で初舞台。同年星組に配属。2012年花組に組替え。2010年『愛と青春の旅立ち』で新人公演初主演。2012年『サン=テグジュペリ 』新人公演主演。2013年『オーシャンズ11』新人公演主演。同年バウホール公演『フォーエバー・ガーシュイン』でバウホール初主演。同年『愛と革命の詩―アンドレア・シェニエ』新人公演主演。

芹香斗亜
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